スタッフと学生

スタッフ

非常勤講師、客員研究員

学生、研究生

常勤教員

神馬征峰
教授


 国際保健にとって重要なのは、研究、政策、実践をいかにリンクさせるかである。研究のためだけの研究は今途上国で問題を抱えている多くの人にとって意味をなさない。紙っぺらだけの政策によって彼らが救われることもない。研究成果を実践すること、政策を実践することが不可欠である。その際、個人的な経験だけによる実践の繰り返しは、大きな成果を生むだすことはない。研究、政策、実践間の相互のフィードバックによって理想的な国際保健活動が可能になってくる。

 私が国際保健に初めて関心をもつようになった大きなきっかけは、医学生の時の恩師との出会い、そしてインドでの2か月のインターンである。卒後2年間は研修医を、7年間は研究員として日本と米国で基礎研究(大気汚染)を行った。その後1994年から 1996年の2年間、ガザ地区に初めてWHO事務所を作り、ガザ地区・ヨルダン川西岸地区のWHO事務所長として勤務した。次いで1996年から2001年までは、ネパールでJICAと日本医師会による「ネパール学校・地域保健プロジェクト」のチームリーダーとして働いた。その後ボストンで武見フェローとしての研究生活を送ったのち、2002年より東京大学・医学系研究科・国際地域保健学教室に勤務している。

 日本に戻ってからは、国内では大学院生を指導するとともに各種学会活動を行っている。海外の活動としてはJICA, WHO, NGOなどによる国際協力活動へのコンサルタントを行っている。また2007年以来、 洞爺湖G8サミットのために立ち上げられた国際保健のための武見ワーキンググループに属し、「グローバル・ヘルスと人間の安全保障プログラム」のメンバーとして活動している。



学歴    
1979年4月 〜 1985年3月 浜松医科大学 医学士

1987年6月 〜 1989年3月 国立公衆衛生院 公衆衛生学修士

1987年10月 〜 1995年3月 浜松医科大学 医学博士



職歴
   
1985年5月 ~ 1987年5月  飛騨高山赤十字病院  研修医・内科医
1987年6月 ~ 1994年6月  国立公衆衛生院・労働衛生学部  研究員  
1991年1月 ~ 1992年6月  ハーバード大学公衆衛生大学院  客員研究員
1994年6月 ~ 1996年5月 WHO緊急人道援助部・ガザ地区
/ヨルダン川西岸地区事務所
 WHOヘルスコーディネーター
(事務所長)
1996年7月 ~ 2001年8月 国際協力事業団ネパール事務所  公衆衛生専門家
ネパール学校・地域保健プロジェクト
チームリーダー 
2001年9月 ~ 2002年6月 ハーバード公衆衛生大学院
人口・国際保健学部
武見フェロー
2002年7月 ~ 2006年5月 東京大学大学院医学系研究科  講師 
2006年6月 ~ 現在 東京大学大学院医学系研究科  教授